アイドリッシュセブンは人生

アイドリッシュセブンが好きです。

リヴァライを終えて

「Re:vale LIVE GATE “Re:flect U”」お疲れさまでした!

「もう終わっちゃったんだな~」という寂しい気持ちもあるけれど、毎日「すんげ~もん見ちゃったな!」というほくほくした気持ちであふれています。

幸せなことに現地に足を運ぶことができたので、ライブの時の恒例(?)になっている「~~を終えて」シリーズのブログを今回も書こうと思います。

 

今回は2人ユニットの単独ライブ。

TRIGGERから始まった単独ライブもついにRe:valeまで来ちゃったんだな~という気持ちになりますね。時の流れ早い…。

TRIGGERも3人と人数は少なかったけど、今回は有観客ということで、曲数も時間も倍くらい多かった。

Re:valeのキャストは50歳と44歳の最年長ユニット。

保志さんは音楽活動されてるけれども、お二人ともアイドルとしてステージに立たれる機会はほとんどアイナナだろうし、単独となると正直かなりヘビーなのではないかなと思っていました。

でも、我らがアイナナくんは多分半端なことはしないだろうなと思っていたので、今回のライブはあまり不安な気持ちはなく、純粋に超楽しみ…という期待だけで当日を迎えることができました。

 

当日始まってみたら生バンドで勝利を確信しました。

オーバーチュアで生バンドだとわかった瞬間にこれは勝ったなと思った。優勝。

キャストをお休みさせるためにも、ミライノーツをギター1本で弾き語るみたいなアコースティックパートがあったらいいなとか、アルバムのアレンジ曲を生バンドで聞きたいな~みたいな淡い気持ちはあったけど、全編生バンドは聞いてないよ!そんな、いいんですか…?

 

アイドリッシュセブンのライブの時にめちゃめちゃ金遣い荒くなるの大好きだし、クオリティ高い濃度の高い時間を創り上げるために手間と時間を惜しまないところが大好き。

個人的にもともとバンドのオタクだったので、ドラムとかベースの音が心臓に響いてくる感じがたまらなかったし、まさかアイドリッシュセブンというコンテンツのライブでこの体験ができると思っていなかったので、とても嬉しかった。

俺たちが求めていたものはコレだよ~~!!って心の中で謎のガッツポーズをしていました。

 

「フューチャーノーツバンド」と名付けられたこのバンド、ギター2本、ベース、ドラム、キーボードのロックバンド隊に、サックス、トランペット、トロンボーン(フルートも)のブラス隊、女性男性のコーラス隊というめちゃめちゃ豪華な布陣。

Re:valeというアイドルの曲幅の広さがわかるし、それを支えるための音楽チームの厚みがすごい。本気すぎる。

すべての曲が生演奏で、ライブアレンジで、というとてつもない贅沢空間でした。

幕間を生演奏でつなげるのも、コーラスがステージにちゃんと出てきて一緒に歌うのも演出として面白かったし、すごく見ごたえがありました。

オケナナを経ているからというのもあるのかな。

音楽に妥協しないユキとそれに応えようと言葉を紡ぐモモの2人のRe:valeだからこそのこだわりというか、アーティスティックな面が存分に前に出ているライブだったと思いました。

 

「”フューチャー(=ミライ)ノーツ”バンド」というネーミングセンスも最高。

そのミライノーツ(未来のnotes)が、「It’s ALL for U(すべてあなたのために)」というメッセージなのも。メッセージ性のあるライブが大好きなので、ああいうコンセプティングがしっかりしているのもよかった。セトリも最高でした。

 

そして2人という人数を補うようなダンサーさんの数。

多分Re:valeが某男性アイドル事務所にいたら、いっぱいジュニアの子たちを引き連れて踊るタイプのアイドルだったんだろうなと思いました。

今回女性ダンサーさんがいたのもよかった…!ハピネスかわいかったな…。

最初リスカノのときのように男性が女性を…?と思ったけど、男性も女性も関係なくステージを楽しめる空間をRe:valeは作ろうとしてるんだな~と思いました。

相変わらずダンサーさんにもきっちりライブ衣装作りこんでるしいっぱい作ってるしそういうところ大好きだ…。

エスペランサの衣装なんで赤黒じゃないんだろうと思ってたけど、後々上がった公式の写真を見たらTRIGGERカラーで泣きました。すぐそういうことをする…。

 

衣装についても今回も作りすぎてて最高でした。

シンプルだけどゴージャスで、でも動きやすさも兼ね備えられていて…。

衣装替え5回するライブ、なに!?ラストライブじゃないんだよね?!みたいな気持ち。

アイナナのライブの衣装、本当にクオリティが高くて、素材から何から全部こだわりぬいて作られているところが愛を感じて大好きです。

早く衣装本がほしい。

 

単独ライブ恒例のAR演出についても、今回も力の入れ具合すごかった…Re-raiseとかMVの中に入っちゃったんじゃないかと思った。あればっかりは1日目ライビュで初見できた人が羨ましいです。

ステージングについても構成考えられてて飽きない演出になってたのよかった。花道に囲まれたステージの人たち、遠目から見てたら全方位からファンサされててちょっと可哀想でした。アイナナくんのライブよく1~2回しか使わない階段とかリフターとか出てきがちなんだけど、そういうお金の使い方、良いよ…になる。

2人だけの単独で1回もトロッコ使わなかったのほんとにすごいよ…。ありがとう…。

 

そして、保志さんと立花さん。

パフォーマンスもライブに懸けてくれた想いも、本当に素晴らしかった…!

 

今回、パフォーマンスに圧倒されて涙が止まらなくなるという経験を初めてしました。

100%ハピネスの保志さんを見ていて、胸が詰まりました。

モモくんは、25歳のスポーツマンで、明るくて元気なザ・アイドルみたいなキャラクターだけど、そのキャラクターのソロ曲を慣れないダンスを元気いっぱい踊りながらCD音源みたいな生歌で歌える50歳いるか?いないよ!!

これ自体が「誰もまだ見たことのない景色」だよ…。

自分が保志さんの立場で、50歳になったときに前向きな気持ちでこの曲を歌って踊ることができるだろうかと考えてしまったんだけど、答えは否です。やったことがないことに挑戦すること。やり慣れていないことをやること。自分の思い通りにいかないこと。比べられるキャラクターの存在。プレッシャーに感じてしまうかもしれないし、自分の理想通りにいかないことが悔しかったり、恥ずかしかったりするだろうなと思う。

少なくとも私自身が何かに挑戦することや失敗することがとても苦手で、うまくできないことを恥ずかしいと感じてしまう人間なので、純粋に「楽しい」という気持ちで、精いっぱいがむしゃらにアイドルをやりきる保志さんの姿がすごく眩しかったです。

立花さんが保志さんに「全国の50歳元気貰えると思う」とおっしゃっていたけど、保志さんの勇気が、費やしてくれた想いや努力が、私みたいな若造にもグッサリ刺さったし、背中を押された気持ちになりました。

 

お茶目でかわいくて、慣れないアイドルを一生懸命やられる保志さんにメロメロになってしまったし、ご本人が楽しんでくれてたことがすごくうれしかった。楽しいのが一番。

ライビュ会場でもところどころ会場から「かわいい…」「かわいい…」って声が漏れ聞こえてて面白かったです。世界一かわいいよ…。

髪色もネイルもイヤリングもファンサも、今まで見たことがない保志さんがいっぱいで、新しいことに向き合って、年齢を言い訳にしない、変わることを恐れない姿が最高にかっこよかったです。

配信でもアイナナの話をたくさんしてくださってて嬉しさしかねえ。アイナナを好きでいてくれてありがとう…。

普段から保志さんのTwitterを見ていると、食べ物や生活習慣に関して、かなり健康に気を遣った生活をされているな~と思っていたけど、ライブ前もライブ後も元気すぎてビックリでした。ほんとに最年長?一生元気でいてください。

 

 

そして、立花さん。

ギター演奏本当にびっくりしたし、めちゃめちゃかっこよかった~!!

3か月でギター習得してしまうの何?になったけど、ギターのおかげでMVで見た!見たことあります!!の映像になっていてチャレンジしてくださって本当に良かった。

楽器の演奏って弾けるようになるまで根気がいるというか、最初の頃の全然弾けなくて曲にならない頃って面白くないしモチベも失われがちなので、お忙しい中で時間を作って、そしてあそこまで仕上げたのがすごい。

立花さんがナナライのときにおっしゃってた、「体が覚えてしまえば緊張してもできるから」という理論でダンスも○○分耐久みたいな感じでひたすらやり続けるという話よく覚えてるんだけど、ギターのお話のときの「体が覚えるまでやる」というのもダンスと同様にという事なんだろうなと思ったし、頭が下がる思いでした。

ナナライの時からダンスの振りを増やしたり、ユキのために、ファンのためにを考えてステージに立ってくださってて、それが嬉しいし、ありがたい。

千年先もずっと…についても、100ハピのあとだったのでもちろん号泣していたのですが、振付の意味を聞くと、ユキの想いを汲んで歌に想いを乗せてくれたのが伝わります。こんな言葉で済ませたくないが、エモい。

 

そして、銀髪ストレートが世界一似合う。バンドマンにこういう人いる…!こういう人、ギターケース背負ってるの見たことある…!!になっていました。高校生の頃のユキ感があって最高でした。

たくさんファンサしてくださってて(特にアンコのとき)、ライビュで見てた時カメラに映る度死…!って感じでした。

アルバムが出た時の同時視聴配信とか7周年後の感想配信とか、普段からアイナナに対してアンテナを広く張ってくださってて嬉しさしかないです。いつもありがとうございます。

 

 

声優業界をずっとトップで走り続けてこられた方が、こういう風にキャラクターに寄り添ったライブをしてくれることがすごくうれしかったし、お二人がアイドリッシュセブンのキャストの一番上に立ってくれていることが本当に幸せでありがたいことだなと思いました。

 

2次元アイドルコンテンツのキャストのライブでは、声が同じである3次元の声優を通して、2次元のアイドルを見る、というかなり高度なことをしています。(もちろんキャストさんを目当てにその場に来ている方もいると思いますが)

声優さんは、キャラクターと必ずしも顔や背丈、性格や言動もキャラクターと似ているわけではない(めっちゃ似てる人もいます)けれど。

声を使って、見た目を寄せたり髪色を変えたり、体を絞ったり、言動を寄せたりして、ライブという空間にアイドルを連れてきてくれる。

私は、そこに費やされた時間や懸けられた想いが何よりも尊いものだと感じているし、いとおしく思います。

私の大好きなアイドルたちが声優さんにもこんなに愛されているんだなと、大切にされているんだなと感じられる、ライブという空間がいっとう好きです。

 

今回のRe:valeの単独は、そういう想いにあふれた時間でした。

あの時間の一部になれたことを心から幸せに思います。

 

 

最後に、このライブが何事もなく、2日間無事に開催されて本当に良かったです。

オプナナの時と比べると、時勢が落ち着いていた部分もあり、今回はあまり心配していない部分はありましたが、キャストのお二人が言ってたように、何もないうちに早くやってしまいたい!できるうちにやりたい!という焦りは最もなことだっただろうなと改めて感じました。

中止になるかも、延期になるかも、と思いながらライブの準備を進めるのは負担だったろうと思うし、抗原検査をする度に不安な気持ちになられたと思います。

出演者・スタッフ、関係者の大勢の方、たくさんの努力があって、あの素晴らしい時間が作られていたことに感謝して、楽しかった!という想いを噛みしめたいと思います。

 

ŹOOĻ単独も期待値爆上げで楽しみです。