アイドリッシュセブンは人生

アイドリッシュセブンが好きです。

VALIANTを終えて

「TRIGGER LIVE CROSS "VALIANT"」開催おめでとうございました!!余韻…。編集終わってるはずだし、明日円盤出しませんか?ダメ?

 

アイドリッシュセブンというコンテンツの中で初のユニット単独ライブということで、始まるまでは何がどうなるのか全く予想ができず不安な気持ちもありました。

でも、信じて待っていて本当に良かったなと思うような素晴らしいクオリティのものを見せつけられて、痺れた!

好きで良かった、大好きだよと叫ぶ時間を用意してくれたことが嬉しかったし、アイナナのエンターテインメントが人を生かすことをよく理解しているところが好きです。

 

本当に素敵な時間をありがとうございました。

嬉しい!楽しい!大好き!幸せ!という気持ちをずっと覚えていたいので今年もブログを書かせてもらいます。

 

まず、このVALIANTというライブは、初めから無観客で事前収録のオンライン配信という形式でした。ナナライでの熱狂や地響きのような歓声を現地で生で体験している身にとっては、やっぱりオンラインは寂しい。生がいいに決まっているんだけど、でも、私はこの選択をしてくれたことがすごく嬉しかったです。

 

私は、ナナライ1stがあった頃は関東にいたのでよかったんですが、2ndあたりから地方に住み始めて、遠征すればいいやと思っていたことが、このコロナ禍で許されなくなってしまいました。アイナナの現場には出来うる限りの努力をして参加をしたいというモチベーションで生きていたので、現地に応募することさえも許されないというのはすごく悲しくて。

オケナナの大阪公演は久々の現地で、遠征を楽しみにしていたんだけど、ちょうどコロナが流行しだした頃で泣く泣く断念。チケットが用意されていて、自分も元気で、飛行機だってちゃんと飛ぶのに、その場に行けないというのが悔しくて、悲しくてたまらなかった。他のコンテンツも次々と中止、延期が決まっていく。オケナナは現地がなくなっても配信してくれて救われたし、急な対応だったのにも関わらず色々なリスクを背負ってまで「配信での開催」という選択をしてくれたことに感謝しています。

 

そんなこんなで約2年現場に行けないまま今になってしまいました。

正直、3月にライブの開催を聞いたときは、ライブが嬉しかったけど、有観客で開催を目指していても途中で中止や延期になったり、関係者にコロナが出たり、そういう悲しい想いをしたくはないなという気持ちでいっぱいでした。

コロナ禍になって、予定していたイベントが中止や延期になったりしたときに、関係者やキャストの皆さんが謝罪されることが本当に悲しくて。だって誰も悪くないんですよ。一生懸命、私たちを喜ばせるために準備をしてきて、誠心誠意誠実に対応してくれて、仕方のないことなのに、期待に答えられなかったことに頭を下げてくれることが、苦しくて。

 

だから、最初から無観客でオンライン配信のみで、という選択をしてくれたのは、いろんな意見があると思うけど、私はすごく嬉しかった!!これでチケット戦争に参加することもできずに現地で個別ファンサもらった人のツイートを妬ましく思いながらいいねしなくて済む。

事前収録なら、その時の政府の方針にも左右されないし、キャストが当日コロナになったとしても、地震で会場が破壊されても、大雨で電車が止まったとしても、ほぼ見れる!

アーカイブもあると明言されていたので万が一当日に私が気絶したとしても見れる!

やった~~~!ありがとうアイドリッシュセブン

公式のそういうところが私は一生好きです。

 

 

TRIGGERのキャストは1stライブの時から公言しているように、ライブのレッスンの様子は匂わせない人たちなんですよね。

ナナライ1stの時はライブの2か月前くらいからMEZZO”がレッスン写真をあげたりしていて、雰囲気を感じ取ったりできたけど、今回は初の単独だし、そもそもLIVEと言ってるけど何曲歌う!?MCある?!事前収録だから編集の力でやりたい放題じゃん!といい意味での不安と期待を募らせていました。

アルバムのVALIANTが最高すぎて泣いたり、直前に公開されたキャストインタビューのキャストの愛に泣いたり、REUNIONの時から各ユニット単独が計画されていたことを知って大歓喜したり、情緒めちゃめちゃなまま当日に。

 

いざライブが始まったら予想していたものの遥か上を飛び越えたものを提供されて、混乱、放心。

画面に収まった1秒1秒全てに気合と愛を感じて、嬉しかった。

これを見せたかったんだ!どうだ!というパフォーマンスはもちろん、セトリ演出衣装全てに2年分の思いが詰まっているのがひしひしと伝わってきて、涙が出ました。

 

嬉しかったことはいっぱいあるんだけど、なにより嬉しかったのは、MCがキャラクターだったこと。

あの場で九条天、八乙女楽、十龍之介というアイドルが生きた言葉を紡いでくれたのがとても嬉しかった。事前収録とは言え、お芝居をしながらMCをするというのは非常に緊張感があることだと思う。噛めないし。

ナナライのときから、アイナナのキャストの人たちは息をするように誰に指示されたわけでもなく自然とキャラでMCをしてくれる人が多かったけど、今回のTRIGGERは意識的にそれをやってくれていて、「アイナナの声優のライブ」ではなく、「TRIGGERのライブ」にしてくれたその心意気が嬉しかったです。

 

それに対する客席の歓声。1曲おわるごと、MCの合間、細かいタイミングで歓声を入れてくれていたのも気遣いだなあとまた好感を持ちました。

オンラインで配信を見る機会が増えて、どうしてもキャストの呼びかけに「シーン」という間ができてしまうのが寂しかったけど、今回はそれがないように、違和感がないように作られていて良かった。

収録したときは、呼びかけたあとにもちろん返ってくる声はないわけで、きっとキャストはモチベーションの維持がすごく大変だったのではないかと思うけど、MCでもそんなこと微塵も感じさせないような優しい時間を演出してくれてありがとうございます。

 

ペンライトも「笑ってしまう」とか「トンチキ」とか言われていたけど、私はあまりそういうことは思わなくて。

有観客であるときの強みってもちろん歓声とか拍手とか一体感みたいなものも大きいけど、客席のペンライトも舞台装置の一つで、お客さんが入って初めてライブが完成すると思っています。特にアイナナのライブは、他のコンテンツと比べてもかなりペンライトの統一感がすごくて、立派な演出の一部になっていると感じていて。

今回は、無観客で、アイドルたちにそのペンライトの海を見せてあげられないことがすごく悔しかったけど、ペンライトの役割をちゃんと理解して、あそこに映してくれたことで私たちのこともちゃんとライブを構成する一部だと思ってくれたことが嬉しかった。

DIAMOND FUSIONの「ッヘーイ!」の掛け声のところでちゃんとペンラの動きもリズムが変わっていたりして、すごくこだわり感じました。ありがたい。

 

これから先の未来で、コロナ禍が遠い昔の話になったとしても、無観客だってことが気にならない、きっと違和感なく見れる映像になっていると思います。

 

アルバム「VARIANT」が発売されている時からinstが1曲目だったので、オーバーチュアはこの曲だろうと思っていたけど、世界観の作り込みがばっちりの映像も相まってめちゃめちゃ高まりました。

VALIANT流すときThe dawn~Sword of VARIANT~から流さないと落ち着かない体になっちゃったもんな。

1曲目のVALIANTで、赤ライトに照らされたTRIGGER3人があのどちゃどちゃかっこいい黒衣装に身を包んで登場するのも最高だったし、久々にこんな大声出したなというギャ~~~~~~~~~~~~という新鮮な叫びが口から飛び出て面白かった。配信で見てよかったです。

 

VALIANTもそうだけど、レオパやNATSUなど、今回のライブは1番と2番で振り付けというか演出が異なる曲が多かったですね。

披露したのは日替わり曲を含めると全15曲で、これまでのライブで披露したことのある曲もあるけど、たくさんある役の中の一つでしかないユニットの曲を15曲も、3人で、しかもこれだけ人気の声優さん達が歌って踊ると考えると、ものすごいこと。ありがたい。

1度披露したことのある楽曲でも、振りが増えていた曲もあったし、飽きさせないような演出になってた分、負担も大きかったはず。

さらに歌やダンスだけじゃなくて、移動や衣装替え、ピアノやブラスセクションとのセッション、ダンサーさんとのパフォーマンス、キャラとしてのMC…いっぱい気をつけることがあったと思います。

事前収録といえど、かけてくれた熱量や時間は、本当に途方もないものだと思います。愛を持って真剣にTRIGGERとしてステージに立ってくれたことが本当にうれしかった。

 

そして、ナナライの頃からだけど、キャラクターのMVを後ろに流すという、私が声優だったらやめてくれ!って思うだろうな…という演出。

ダンスや細かい動きが、映像とリンクして非常に感動するけど、キャスト的には、絶対に間違えられないというプレッシャーのかかることだと思う。やってくれてありがたいし、すごい人たちだよ…。

アニメ映像もMVもふんだんに盛り込んでくれて、MVプロジェクトもアニメプロジェクトもちゃんとアイナナを構成する世界の一部になっているんだと思わされます。

 

そして、今回のライブは、そのMVを流すタイミングがすごく多かったように感じました。

1番2番でダンスとか演出が違うのも、今回はライブであるようなトロッコとか、ファンサしながらの会場移動とかが取り入れられないからだと思うけど、その分じっくりパフォーマンスを魅せる演出になっていてよかった。

MVとリンクすることで、キャラクターをより感じられたし、やっぱりそれをやるっていってやってくれる心意気が嬉しいよな。

 

アイナナ運営のことをサプライズが大好きな彼氏だと思ってるんですが、VALIANTに関してはここまでやれとは言ってない。

 

衣装何着作ったの?!?!?!?!?!(15着)

 

1回のライブでこんなに衣装作ることあるか?

しかも、全部1着ウン十万するでしょ…みたいなデザインに並々ならぬこだわりを持っててペラペラじゃない高級な布を使ってて死ぬほど手間が掛かってる衣装…。

 

2日目のオーバーチュアで衣装が白っぽく見えたときにえ?目の錯覚?って思ったもんね。

もしかして昨日も衣装白だったかな?とか考えちゃったし、十さんのMCの「色違いを着てみました!(にっこりウキウキボイス)」にふざけないで!って叫んじゃった。

始まる前は、1日目と2日目、日替わり曲とMC以外は同じ映像かな…とか思っていてすみませんでした。

 

URの絵柄が非公開という情報があった時点で、何かしらライブと繋がりがある構図になってるんだろうなとは思っていたけど、ユニットカラーが「黒」であるTRIGGERが真っ白な衣装を着るとは思わなかった。王子様…。

しかも最初に上がってきた衣装が「白」だったと。これまでの「白」はIDOLiSH7のカラーだったし、TRIGGERは「黒」を着ることが圧倒的に多かった。

そこを1日目に黒を見せてから、2日目に白を見せるというのもよかったし、普通全く同じ衣装を色違いで作るってありえないと思うんだけど、「どっちも選べないから両方作ろう!!」っていうの、金の使い方に迷いなくて最高でしたね。

 

これまでのナナライでは、会場が広いから誰がどこにいるかわかるようにということで、ユニット衣装も個人カラーをふんだんに取り入れてたことが多かった。TRIGGERは個人カラーの入らないユニットとしてのまとまりのある衣装は1stのデイブレ衣装ぶり(と思う)。

ユニットとしての共通の衣装ってまとまりがあってすごく好きなので、1度きりしか着ないとわかってる衣装でもこれだけ拘ってくれたの嬉しかった~。

早く衣装本発売と衣装展開催決定してください!!

 

そして、そのあとのダンマカ衣装とラスディメ衣装。1日目のダンマカの衣装は、星巡りの前例があったので、予測はしていたんですけど、3人とも衣装のテイストが違うのにちゃんとまとまっていてすごかった。

My Precious Worldって初披露だし、まさか日替わりにしてくるとは思わなかった。2日目の前にアニナナを見返していて、TRIGGERの劇中劇ってラスディメもあるな~と思ってはいたんですけど、たった1曲のために衣装を作ってくれてるの金遣い荒くて最高。

 

そして映像!ARくん初めまして!!

ナナライのときの舞台めぐりの企画でしかARに触れたことがなかったので、これってARなんだ!とびっくり。確実にアニメの中でしか見たことのない演出でした。

クレライとかあまりにも壮大すぎて地球滅亡するんかなと思ったし、ミンタイや願いは海が見えたね。

これも事前収録でしかできないことで、ライブが好きな人みんなに”一度は見せびらかしたい映像”に仕上がっていたと思います。

 

それにしても、クレライのカメラワーク(歌唱している人の後ろの人も画角に収めるやつ)めっちゃよかったな。NATSUみたいな3分割もすっごく楽しめる工夫がいっぱい散りばめられていてよかった。カメラワーク1日目と2日目でちゃんとこだわって変化させていたのもよかった。もう嬉しいとよかったしか言えない。

 

絶対にバラツユはピアノアレンジにしたい気持ちわかるし、演出最高でした。ナナライ然り、円柱の何かが活躍しすぎるな。2日目のピアノの盤面に反射するキャストを映すやつカメラワーク天才。ひっくり返った。センス。

 

ブラスセクションのみんな!!!!!!!!サンキュー!!!!!!!(八乙女楽)

かねてからジャズっぽい曲調の曲が大好きなので、ことさらTreasure!を楽しみにしていたんだけど、バラードでしっとり決めてから、ピアノのアレンジで急にアップテンポの曲調になってTreasure!が始まるの最高でした。超高まった。

ダンサーが持ってた旗が次々上がった先にTRIGGERバーン!!Treasure!衣装ドーン!!スタンドマイクデーン!!ってなる演出でぶち上がってしまったな。

 

スタンドマイクにちゃんと石がついてたり、スタンドマイクの持ち方にも解釈が詰め込まれていたのすっごい良かったです。Treasure!のときだけやたらペンライトの動きが激しくてオタクを感じたところも良かった。

そういえば、Treasure!5回くらい見てようやくあのシーンでセンターステージにいたブラスの人たちがTRIGGERの後ろに瞬間移動しているのに気づいて、編集!!となりました。人は興奮してると何も見えてないんだな。

 

一番最後にデイブレを持ってくる運営!好きだ!3部のTRIGGER復活の曲というのもあるけど、歌詞がすごく前向きで、励まされる。

そしてここもARの映像すごかった~~~~~~~!!初見なのに見たことある映像ばっかり。

 

そしてHeavenly Visitorの「会いたかったよ」でいつも涙腺崩壊してしまうオタクなんだけど、こっちもずっと会いたかったよ…。今年の夏はTRIGGERに会えたね。

私は、自分の大切にしているものが大切にされているのを見るのが好きです。それは、望んでも手に入らないこともあるので。

 

TRIGGERのキャストの方々は、TRIGGERとしてステージに立ってくれるし、彼らというアイドルのことをとっても大切にしてくれるので、それが嬉しくて、幸せで、涙が出ます。

 

九条天役斉藤壮馬さん。

いつからか、「九条天くんの声をやらせてもらっています」と言ってくれるようになっていましたね。

プロ意識が高く、孤高で、でも天使のように甘くて優しい。そんな役柄を演じるのは本当に大変だと思います。本職のアイドルよりもアイドルらしく、天さんをステージ上に存在させてくれるのすごい。カメラに映るたびにちゃんと(オタクの)死にどころを用意してくれて好きです。

顔がいいなあ。黒髪が似合う。メッシュ、アイシャドウ、本当に似合っていたね。斉藤さんの魂が斉藤さんに入っていてよかった。私だったら絶対に素材を生かしきれない。

私は男性声優じゃないけど、あの女性的なシルエットの服は着れんしあの高さのニーハイブーツを履きながら踊れません。そして、どんどん歌が上手くなっていくなあ…。

 

八乙女楽役の羽多野渉さん。

羽多野さん自身は、すごく優しくて、温和な人だけど、ステージに立ってるとちゃんと自信に満ち溢れていて、かっこいいけどちょっと天然な”八乙女楽”を体現してくれているのがすごい。

歌が上手い。顔がいい。足が長い。相変わらずしれっとメッシュを入れてくれてるけど、似合うのなんの。MCのときにちょっと楽しくなって、八乙女楽の中に羽多野さんが飛び出してくるのが面白かったです。

2人は2人3脚でステージに立ってる感じがすごくする。八乙女も羽多野さんのこと好きだと思います。

 

十龍之介役の佐藤拓也さん。

今回、体作りから気合が入りすぎていて、超怯えていたんだけど、案の定ビジュアル値が飛び抜けて十さんになっていた。顔キャスなのか?あまりにも顔が似ている。何?佐藤さんを2次元化したら十龍之介さんになりませんか?

前髪長めのヘアセット天才!!!!!!

豪快な殺陣大好き。

十さんが滲みすぎているのか、3人の中で佐藤さんが身長が一番低いの未だに信じられないです。存在感というか安心感というか、一番デカいよな?

レオパの例の部分で、1日目はかっこいい十さん、2日目はやさしい十さんと2パターン用意してくれたのありがとうでした。

 

キャストの「そこまでやってくれるんだ」がたくさん積み重なっていくその先に、キャラクターのことをいっとう愛おしく、生きた存在として一緒に大切にしたいという私たちの思いも深まっていくのだと思います。

忙しい時期に、大変な世の中に、惜しまず時間を注いで、体づくり、髪型、表情、パフォーマンス、全てに気を使って丁寧に彼らをステージに降ろす魔法をかけてくれてありがとうございます。

 

TRIGGERの3人はきっと、苦労だとか、努力だとか、そんなカードは手のひらのうちに隠して、楽しい姿しか見せてくれないのだと思います。想像することでしか、途方もない努力を感じることができないけれど、楽しい時間をありがとうと伝えたいです。

 

気が滅入ることばかりだけど、TRIGGERのファンにしてもらえて、大切にしてもらえて、とても幸せでした。

 

 

退場するときに、背を向けて、輝く”TRIGGER”という文字に向かって歩いていく後ろ姿が本当にかっこよくて、3期も乗り越えられる気がしました。

 

そして、最後のMCで「またね」と言ってくれて、ありがとう。

またTRIGGERに会いたいです。

 

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