アイドリッシュセブンは人生

アイドリッシュセブンが好きです。

地方住みのオタクとコロナとオプナナ

ついにIDOLiSH7 LIVE BEYOND “Op.7”の開催まで残り5日ほどとなりました。

新型コロナウイルスの影響等もあり、無事に開催されるのか、有観客なのか、不安が残る中で今思っていることを残しておきたくて、ブログを書きます。

 

 

私は、今回のライブに現地参加する予定でいましたが、地方に住んでいることもあり、仕事柄感染リスクの高まる場所には行くなというお触れが出されたこともあり、泣く泣くチケットをリセールに出しました。

 

正直め〜っちゃ悔しいし、開催があと1ヶ月早かったら…とつい考えてしまう。

憎い、コロナが憎い。

1st2ndの時は息をしてなかった自名義が久々のチケット戦争でやっと勤めを果たしてくれたのに、自分からそれをただの無に帰してしまったことが、悲しい。

元気がなくなると、ついつい現地を楽しみにしている人たちを見て、「どうして私は」って暗い考えに支配されそうになるし、止まらない感染者数の増加を眺めながら、いっそのこと無観客なら「こんな思いしなくて済むのに」「関東に住んでいる人たちを憎まなくて済むのに」って考えそうになる。

自分で決めてチケットを手放したはずなのに。

 

2ndの衣装展とオケナナに遠征をしようと思っていた矢先にコロナが発生して、その時も泣きながらチケットと飛行機を無にして、それから一度も現場に行けていなくて。

思い返せば、5thの時は初めから現地を諦めていたし、その後に開催されたVALIANTは、最初から無観客で、オンラインで、事前収録だったので、感染リスクや中止・延期を思い悩まなくてよかった。それは前向きに捉えると幸せなことでした。

 

そして、ようやくワクチン接種が進んで、少し希望が見えてきたかもしれないというタイミングのオプナナで、行きたいという気持ちが爆発しちゃった。

それまで我慢できていたこと、仕方ないと思っていたことがそう思えなくなってしまったのかなと思う。

 

チケットを取る時にもこのような事態になることは何度も何度も想定し、それでも、お金はどうでもいいから、「行ける可能性が少しでもあるなら」と抽選に申し込みました。

 

これまでのナナライは幸せなことに1stも2ndも両日現地参加しましたが、その時にも自力で全てのチケットを入手できず、友人の厚意に助けられ、素晴らしい体験をさせてもらいました。

特に2ndは遠征での参加だったので、チケットがあって、飛行機が無事に飛び、会場にたどり着くことができて、天候にも恵まれ(2日目は若干雨は降ってましたが)、なんのトラブルもなく、私も演者も元気で、ただただ楽しみという気持ちだけで開演を待っていたあの時間が奇跡みたいに幸せで、嬉しくて、開演前から泣いていました。

あの瞬間のために生きていたんだなって思った。

生きててよかったって思いました。

あの時の「幸せ」という気持ちは、今でも私の中の一番の宝物です。

 

 

感染者増のタイミングがうまく逸れて、もうライブを何回もやっているコンテンツを知ってるし、それに参加して、楽しそうにしている人をたくさん見てる。

オタクするのに向いていない土地に住んでることは最初から分かってたはずなのに、こんな世になると夢にも思ってなかったから、損だな〜って改めて突きつけられるし、打ちのめされる。

でも、それは都会に住めばいいよねという話で、私はそれを選んでいないだけなので、そこについてネチネチ考えるつもりはないです。

隣の芝生がどこまでも青い。

 

私は現地に行かないことを選んだので、ある意味で現地に行くか・行かないかという問いからは解放されちゃったけど、きっと行こうとしてる方もただハッピー!なわけではなくて、今も毎日悩んで、苦しんで、どうしようと眠れぬ夜を過ごしている人もたくさんいらっしゃることと思います。

自分だけの問題ではないし、家族やコンテンツの何かを勝手に背負わなければならなくなるかもしれない。

そう思うと開催されることが正しいのか、と思う気持ちも、それを誰かに言いたくなる気持ちも、理解できる。

 

 

今回のライブに際して、チケットを取らないことを選んだ人、チケットを取ったけど行かないことを選んだ人、行くことを選んだ人、今から選ぼうとしている人。

いろんな状況の人がいて、いろんな考え方があって。

どの想いも湧いて然るべきで、どの想いも尊重されるべきだと思っています。

無いものを得ている他人に対して、その是非を判断する公式に対して、攻撃的な気持ちになってしまうこと、どうして自分だけと思ってしまうこともある。

マイナスな意見を目にして落ち込むこともいっぱいある。

自分の背中にナイフを突きつけられたようなヒヤッとする言葉を見つけて、泣きたくなることもある。

 

 

私が、今、心から思っていることは、本当に無事に、どうか無事に、開催されてほしい。

だたそれだけです。

 

このライブのために途方もない時間を使い、こんなとんでもない世の中で、私たちよりも大変な影響を受けているかもしれない人たちが、私たちにアイドルを会わせてあげようと苦心してくださっている。

 

ライブに関わっている目に見えない多くの方たちが、それに費やされた果てしない時間や努力や労力が、どうか、どうか報われてほしい。

 

ちゃんとメンバー全員揃えてライブをしてくれる優しい運営。

コロナ禍になって、アイナナの運営が計画していたイベントがいくつ世に発表されたのかわかりません。

きっともっといろんなことをやりたかったんだと思う。

アイナナがこの2年でやれたイベントは他のコンテンツと比べてもかなり少ないと思います。

それは、慎重で誰よりもユーザー思いな運営らしいし、ポジティブに考えればその分、毎回コロナの状況と睨めっこで頭抱えなくて済んだのかも。

 

きっと運営が一番悔しい思いをしてきたんじゃないかと思う。

それでも毎日、私たちの生活に寄り添う展開を作り続けてくれてありがとう。

エンターテインメントを提供する側としての自負を持って、制限がある中でいろんなサプライズを計画してくれてありがとう。

どんな判断がされたとしても、信じています。

 

いろんな事情がある中、全力で応えてくれる素晴らしいキャスト様。

ライブは運営やユーザーがやりたい!っていうだけじゃ無理で。

ご家族やお子さんがいる方もいて、感染リスクのある中、ライブに参加してくださることがどれだけありがたいか。

本調子じゃない方もいて、それなのに、7人揃った姿を見せてくれようとしている。

いくつも抱えているコンテンツの中の1つであるのに、毎回まるでアイナナが一番大事なんだって言ってくれるように心血注いでパフォーマンスしようとしてくれることが、本当に嬉しくて、幸せです。

また、新しいIDOLiSH7の形が見られることを楽しみにしています。

 

 

開催について、感染症対策について、感染者が発生した場合について、その他のトラブルについて、ものすごくいろんなことが慎重に協議されていると思います。

本当にありがたいことに、現地に行けなくてもライビュで、配信でライブを見ることができま

す。

同じ空気は吸えないけど、ちゃんと安全にアイドルに会える場所を用意してもらってる。

現地に行けなくとも、同じ時間を共有して、笑い合って、「大好きだよ」「ありがとう」を伝えられる場所がちゃんとある。

 

だから、その時間までもどうか奪われないように。

 

参加される方はコロナももちろんですが、様々なトラブルが起こりうる可能性もありますので、十分に気をつけて、目一杯楽しんでいただきたいと思います。

そして、あの場所でしか見れなかった景色をたくさん伝えてください。

 

私も、Opusを聴きながら、毎日まだ見ぬ夢の景色を思い描いては、頬を緩めています。

生きている理由を再確認できる時間を過ごせることが本当に楽しみです。

 

ライブが終わるまで、どのような状況になるか全くわかりませんが、毎日、ただ祈っています。